正義警官モンジュ(1)/著:宮下裕樹
対犯罪用汎用兵器のプロトタイプとして開発されたエリートロボット“モンジュ”は、量産型の大量生産により田舎の交番に左遷されてしまいます。
ロボット警官におびえる住民、しかしセクハラ警官(笑)の山岸順平とコンビを組んで仕事をしていくうちに、住民とも打ち解けていきます。
暴走自動車の阻止、下着ドロボーの逮捕、老人会の引率。事件を解決するたびに、人と触れあうたびにモンジュは人間らしい感情を持っていきます。しかし、そんなモンジュの前に一人の女性が現れます。
その女性は神谷シノ。彼女は自ら創り出したロボット“シンヨウ”をモンジュにけしかけてくる。そこでモンジュのプログラムに仕組まれていたバグ“絶対正義”が明らかになる。
ロボットと人のふれあいが面白いマンガです。特に登場人物の壊れ方が面白すぎ。準主人公の順平は、同僚の部屋に無断で忍び込んだり、銀行強盗逮捕のドサクサにまぎれてお金を盗もうとしたり無茶苦茶です。
新しく同僚になった神谷も機械フェチで、2巻以降でその壊れっぷりが明らかになります。
あと、モンジュ(特に耳)を見ていると、アップルシードのブリアレオスを連想してしまいます。